あらすじ
『ワークライフバランスという言葉を捨てます』
朝の光の中で
靴の音が響く
まだ眠る街をすり抜けて
私は働きに行く
誰のために?
何のために?
問いの答えを
誰も持たないまま
ワークもライフも
切り離せない
息をするように働き
働くように生きる
泣く子をあやしながら
会議の通知が鳴る
それでも私の中の火は消えない
生きることが、すでに戦いだから
バランスなんていらない
揺れて、傾いて、転びながら
それでも、
前に、進む
私は捨てる
「ワークライフバランス」という
都合のいい幻を
そして拾う
ひとつの真実――
「生きること、それが仕事」
「働くこと、それが私の生」