あらすじ

月の地面に座り、青く輝く美しい星・地球を見つめる少年アルン。彼の隣には、優しく微笑む老人ウラ爺が座っていた。アルンたちにとって、地球は「母なる星」でありながら、その大気も水も土も、すべてを地球の人々に奪い取られた過去を持つ故郷だった。 まだ幼かったアルンは、ウラ爺に「僕が取り返してあげるよ」と約束し、ウラ爺は魔法の力で月の灼熱や極寒からアルンを守り、育てた。 時は経ち、アルンは仲間たちと共に地球への降下作戦を決行する。それは、すべてを奪った地球へ復讐し、故郷を自分たちの手に取り戻すための、悲願の作戦だった。 彼らは、敵となるミカに対する警戒心を持たせる魔力による精神防護が施された黒い目隠しを装着していた。しかし、宇宙空間から地球へ降下する最中、アルンだけが強い風の影響を受け、目隠しが取れてしまう。 目隠しを失ったことで、アルンは雲の隙間から飛び出してきた黒い触手の攻撃を認識できた。しかし、仲間たちは目隠しで触手を認識できず、攻撃を防ぎきれなかった。アルンは触手の攻撃から助かり、地上へ降り立つことができたものの、目隠しがなくなったことで恐るべき女ミカの洗脳の影響を受けてしまう。 気がついたとき、アルンは、母なる星を取り戻すために共に戦ったウラ爺たち味方を、自らの手で殺戮する側へと回ってしまっていた。 裏切りと絶望的な殺戮の果て。アルンの脳裏には、敵であり、自分を洗脳したミカの愛おしい姿ばかりが残っていた。仲間を手にかけ、復讐の道も閉ざされたアルンは、愛憎と虚しさに苛まれながら、これからどのように生きていくのかを自問するのだった。

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エブリスタ
エブリスタ2025/10/05
  • 現在の作品MIKA