あらすじ
西園寺青豆、十七歳。運は悪い、日常は小さな災難に満ちている。犬の糞に足を取られ、傘は裏返り、コーヒーは必ず服にこぼれる――そんな彼女の平和な日々に、転校生・藤堂海翔と目が合った瞬間、青豆の心は小さくざわつく。
片想いの相手に恋人ができて失恋ショック、家庭教師・桜井の皮肉に翻弄され、左足の小指をぶつけ、指先のささくれはじんじん痛む。電車で道を譲ろうとしても、相手と同じ方向に動いてしまう小さな不条理も加わる。日常の“ちょっとした災難”が、容赦なく青豆を追いかける。
笑いとドキドキと不運が渦巻く青春の日々で、青豆は今日も生き延びる。