あらすじ

語れば消える――そんな夢のような物語がある。 学校の教室で、放課後の帰り道で、あるいは眠りの底で。 誰かが目にした幻、誰かが耳にした奇譚、そして誰も確かめられない断章たち。 それらは声に出された瞬間、指の隙間から零れ落ちるように消えていく。 けれど、消えるからこそ美しく、忘れるからこそ残り続ける。 この「短編集」は、そんな「錯綜する夜話」をひとつずつ拾い集める試みだ。 奇妙で不思議な出来事と、等身大の青春の感情とが入り混じり、時に交差し、時にすれ違う。 そこで描かれるのは、怪異の形をした孤独であり、友情の姿を借りた謎であり、愛情の影に潜む違和感でもある。 ――錯綜するのは、物語だけじゃない。 そこに映し出される心もまた、読者ごとに異なる色を帯びるだろう。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/10/04
  • 現在の作品【短編集】錯綜夜話 (さくそうやわ) ―語れば消える夢の話―