あらすじ
人生に疲れ生きる気力を失いかけた一人の男が
異世界に転移し、一人の女性と運命の出会いを経て
生きる意味を見出す物語です。
紹介が苦手なので始まりの一部を記載します。
◆序章◆
『いらっしゃいませ~空いてる席へお座りください
ご注文がお決まりましたら声をかけてくださいね』
ここは喫茶店、ただしウエイトレスの頭にはネコ耳が付いている
所謂コスプレ喫茶である。
店内は洒落た調度品が揃えられ落ち着いた雰囲気がある
オーナーの拘りの一つはコスチュームの仕立てが高品質であり
高級ドレスと遜色ない作りとなっていて通常のコスプレ衣装
とは一線を画していた。
洗練された接客は、萌え系やメイドカフェとは違い
そして客層も常連が多い会員制となっている。
そしてこの店のウエイトレスはコスプレではなく本物の獣人
だったりするのだ! その事実は入店客も知らない。
『すいません注文、お願いします』
猫耳ウエイトレスが客のテーブルに来た
『承ります』
『ケーキセット1つ、ブレンドでケーキはモンブランで』
『ご注文繰り返します ケーキセット1つブレンド、モンブラン
ですね』
『はい』
『承りました、少々、お待ち下さい』
『いつ見ても、その猫耳は本物みたいで可愛いね~』
客は知らないが獣人なので猫耳は当然本物であった。
『ありがとうございます、どうぞ ごゆっくり』
◆三年前、始まり◆
僕は何をしているのだろう?
不安?生き甲斐?希望?
自分自身の存在が、意識と肉体が分離している感覚。
生きているのか?
でも不思議と安らぎを感じている。
このまま、このまま、ここで穏やかに流れていたい・・・・
世界が終わるまで。
《数時間前》
男は暗いアパートの一室に横たわっている
男の名は島仲雄靖、25歳、バツイチ独身で現在無職
大学卒業後に就職したが些細なミスがトラウマとなり退職
退職後はアルバイト生活をしていたが、それも辞め
貯蓄も無くなりアパートの電気、水道も滞納で止められ
力なく部屋に横たわっていた。
『俺はこのまま消えてしまうのか・・・・』
その時、腰の辺りで何かが光るのを感じた
よく見るとズボンのポケットの中が光っているようだ
中に手を入れると小さな紙があった
『これは、さっき拾ったやつだ』
それはアパートへの帰り道で道端に落ちていた
模様が魔方陣の様で何か気になり拾って持ち帰ったのだ。
その紋様が光っていたのだ
『なにこれ・・?! うわ~~』
その瞬間、光が紙から手首へ移り腕輪の形に変化した
光が収まると、そこには銀色の腕輪があった
『何これ! ヤバくない?』
『ん? 今さらか』
男は思った、自分はこのまま消え失せてしまうかも
しれないのだ、どんな事があっても驚かないさ。
その時、落ちるような感覚と共に気を失った。
どのくらいの時間が過ぎたのだろうか
雄靖は軽い疲労感を感じ目覚めた、そこは暖かな
日差しが差し込む森の中、大きな木の根元に横たわっていた
こんな感じです、異世界と現実世界を行き来しながら
お金を稼ぎ男の夢を実現していく物語です。