あらすじ
チモチノモ王国の公爵令嬢シアルリアは、変わった令嬢だと陰で馬鹿にされていた。悪意のある噂を流したのは次の国王になることが決まっている王女のエルン。エルンは自分の好みである、シアルリアの婚約者、マロックを誘惑し、ある日の夜会でシアルリアに宣言する。
「わたくしとマロックは愛し合っている。だから、お前は身を引け。そして、私の代わりにネノナカル王国の国王陛下の元に嫁ぐのだ」
国王は王女を止めるどころか、縁談の変更を決行し、ネノナカル王国側も喜んでシアルリアを受け入れると連絡が来る。嫁いだシアルリアを待っていたのは、体は大人だが精神は5歳児らしき国王と優しい家臣たちや穏やかな国民たち。楽しく暮らし始めたシアルリアとは反対に、チモチノモ王国は王家へのクーデターの気運が高まり始める。
そのことに気がついたエルンは、やはり自分がネノナカルの王妃になると言い出すのだが――。