あらすじ
『自我(ZIGA)』の強さが全てを決める、エリート異能者育成学園・常盤学園。
神凪 空(かんなぎ から)は、「他人を傷つけてはいけない」という母の呪いを抱え、自我測定0.02という最低数値を叩き出した“空っぽ”の少年。
彼の願いはただ一つ――誰にも関わらず、平穏に卒業すること。
しかし、そんな彼が放り込まれたのは、学園のはみ出し者ばかりを集めた最底辺・Fクラス。
そこは、圧倒的な実力を持ちながら孤立するクールな剣士・剣持 葉香(けんもち ようか)や、クラスをまとめようと奮闘するお人好しのリーダー・夏渓 憲偉(さまたに けんい)をはじめ、一癖も二癖もある問題児たちの巣窟だった。
退学を賭けた、理不尽なクラス間闘争。
「――面倒だが、動くしかないか」
これは、誰にも期待されなかった欠陥品(Fクラス)たちが、たった一人の空っぽな少年に導かれ、知略と奇策の限りを尽くして、学園の頂点に立つまでの物語。