あらすじ
【カクコン8中間選考通過作品〜ご支援有難う御座ゐ〼】
☆各エピソオドは弍千文字程度と短めで、國電や市電の一区間で読み切れる仕様となつてをります。
<あらすじ>
狼男の異名を持つ青年がいた。髭面の毛深い者ではない。頬も額も首筋も、全身が剛毛に覆われている。自らの生い立ちも、苗字も知らない。そんな異形の者たちが、ドサ廻りの小さな曲芸団に集まっていた。怪力の巨人に骸骨男、蛭娘に小人の楽団…
戦前のある年の春先、大きな温泉街で奇妙な少女歌劇団と接触したことをきっかけに、曲芸団の芸人たちは数奇な運命に巻き込まれていく。希望か絶望か、吉兆か悪夢か。外国人形のような美少女は、意味ありげに笑った。
詩人・高橋睦郎さんの『畸型の舟』と米映画『フリークス(1932年)』に捧ぐ。
<一部読者様江>
あちら系の趣味をお持ちの紳士淑女は、十二章五話『かひやぐらの夜』からの展開をご堪能ください。
<おことわり>
本作には今日的観点から一部不適切と思われる表現がありますが、物語当時の社会通念に従い、そのまま記載します。