あらすじ
そして少女は、「人」を知る……。
舞台は架空の国・大影帝国。
その国の皇女に生まれながらも、都から遠く離れた西の地で育てられた少女・季翠(きすい)。
不遇な扱いを受けていた彼女だったが、突如十四歳の時に都へと呼び戻されることとなる。
姉姫との穏やかな日々を望む季翠だったが、その意思に反し、有力貴族の家督争い、兄皇子への疑惑、妃達の争い、国を揺るがす騒乱……次から次へと否が応にもその身を巻き込まれていく。
そして次第に、少女は帝国の隠された"悲しい秘密"を紐解いていくことになる……。
複雑に絡み合う過去と今……望まれる未来。
策謀、恨み、嫉妬、野心、忠誠、家族愛、友情、情愛、恋慕、そして……約束と秘密。
「こんなはずではなかった……」
「犯した罪の証を、目の前から消してしまいたかったの」
「私は貴方の、免罪符を持っているかのような振る舞いが、昔から大嫌いです」
「君は最期まで、俺の傍にいてくれるんだな」
「君を、国母にしてあげたかった……」
人々の想いが錯綜する中、運命に翻弄される季翠が目にするものは————。
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