あらすじ
闇の中に、ひとつの光が生まれる。
それは、ただの子供でもない。
幼き黒魔法士、メデル。
公爵家の五男として生まれ、
三歳の誕生を迎えたばかりの男の子。
その小さな体に、誰も知らない魔力が宿っていた。
彼の目覚めは、静かで、優しく、
そして世界の深層に波紋を広げる。
兄たちの声、魂の記憶、
そして“ ”という名の存在。
魔力は言葉となり、言葉は絆となり、絆は光にも闇にもなり得る。
この物語は、“ ”という名を拒んだ小さな命が、
世界と魂と魔力を繋ぎ直していく、
再生と契約の幻想譚。
――
メデルは、自分の“言葉”で世界を癒していく。
目覚めの瞬間、すべては始まる。
そして、誰も知らない“黒の祈り”が、静かに世界を揺らし始める――。