あらすじ

俺の仕事は“荷物を持つこと”。戦わない。喋りすぎない。危なくなったら端に寄る。それが五年間の評価で、今日ついにクビ宣告。  だが、俺のステータス欄には一つだけ奇妙な注記がある——〈支援効果、重複可〉。誰にも言わなかった。言ったところで笑われるのが落ちだから。  その日、森で野良オークに囲まれ、死にものぐるいで味方に〈速度〉〈防御〉〈回復効率〉を“重ねて”投げる。三重、四重、五重——重ねるほど数値が跳ね上がり、オークは一歩も触れられずに崩れた。  偶然通りかかった王女親衛隊の目の前で。  「貴方の支援、王国の戦術を変えます。——雇いたい、いえ、護りたい」  翌日にはギルドがざわつき、元パーティは“バフなしの弱さ”を晒して窮地。王城からは極秘任務の打診。俺のバフは攻めない。けれど、味方が勝つ。  荷物だけの俺が、重ねてきた“支援の拍”で王都の戦いを組み替える。ざまぁは静かに、けれど確実に——。  重ねるたび強くなる多重バフ×王女隊。追放から始まる、逆転冒険ライフ開幕。

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カクヨム
カクヨム2025/10/03
  • 現在の作品最弱の荷運び係をクビになったら、多重バフスキルで王女様たちに奪い合われました ~追放から始まる逆転冒険ライフ~