あらすじ

直美(ちょくび)とは医学部卒業直後に美容整形外科医になる人の事。 主人公の直(なお)の母は看護師の資格を持つシングルマザー。 直は眼鏡男子で背丈はあるが少しぽっちゃり体型。医学部を目指して子供の頃から勉強ばかりして来た為、女性と付き合った事も無ければ、まともに会話すらした事がなかった。 医学部卒業後に美容整形外科医として勤務するが、人にメスを入れる手術が恐くて出来なかった。 自分の容姿にコンプレックスを持っていた直は、美容整形外科医として人々の悩みに寄り添う医師を目指していたが、勤め先の美容外科は利益重視で、医師達にはノルマが与えられていた。 直は、技術的にメスを使う手術が出来ない事で売り上げは最下位だった。 辞めざるを得ない状況になり、悩んだ末に母と相談し、自宅を改装してアイチエイジングや二重瞼もメスを使わない埋没法のみで「直美容整形外科」開院する事にした。 母の助けもあり、アイチエイジングのお客様の口コミで、売り上げは少しづつ増えていった。 それでも、直は自分のようにコンプレックスを持つ人々を幸せにする為に、メスを使った手術や縫合の練習はしていた。 カットモデルのように、無料にしますから手術させて下さい。とは簡単には言えない。失敗して訴えられ賠償金や慰謝料を請求される事を想像したら尚更出来なかった。 直の趣味はアイドルグループの推し活だった。休みの日に、推しのライブに行く事を楽しみにしていた。 ある日、推しのライブが終わり終電に乗っていた直は眠ってしまい、目を覚ました時には終点の駅だった。 正面の窓ガラスは鏡の様に自分の姿が映っている。 直の肩に寄りかかる人が映っていた。乗客は他にいないようだった。電車の扉は開いていた。 直の肩に寄りかかる人は、透き通るような白い肌に銀髪の巻き毛、男の直から見ても美しい男性だった。 彼の名前はケイ、美容師をしている。 直は26歳ケイは22歳。 終電で終点に降りる事になった二人は、始発までの間一緒に過ごす事になる。 お互いの生い立ちや悩みを打ち明ける二人は、始発に乗ってそれぞれの駅で降りたら、もう会う事はないと思っていた。だからこそ話せる事もあったかも知れない。 いつの間にか二人は見晴らしの良い公園のベンチで寄り添い眠ってしまう。 直が目を覚ますと、隣に寄りかかっていたはずの美男子の姿は、なんと自分の姿だった。慌ててケイ?を起こした。 ケイは寝ぼけていて、事の事態がわかっていないようだった。 イケメンと入れ代わってしまった直は、ケイを自宅に連れて行き、母には事情を説明し同居する事になる。 理由はわからないが、息子がイケメンと入れ代わった事を母は受け入れた。 メスを使った手術が出来ない直美(ちょくび)の直は、自分の顔になってしまったケイにモデル(練習台)になって欲しいとお願いする。 ケイは意外にも簡単にOKしてくれた。 直は無事に手術を成功させた。 直美(なおみ)と言う名前を付けた。

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カクヨム
カクヨム2025/10/03
  • 現在の作品『ちょくび』オスでもメスになれるクマノミになりたい