あらすじ
「ライラ。大人になったらけっこんしよう」
「ラダくん?」
「俺じゃ……嫌か?」
「ううん。私、私、ラダくんに相応しい女の子になるね」
小学院二年、引っ越すライラにラダは言った。ぽっちゃりライラはラダとの約束を胸に、減量を頑張り淑女の嗜みも身につけた。
十八になったライラは今でもラダを思い未婚だった。しがない領主の娘であるライラは仕事を探すも上手くいかない。そんな帰り道、大人になったラダと再会するも――
「誰だオマエは。知らん」
「……! わ、私……ライラ」
「だから、知らん」
ラダは最初、ライラを覚えてないと言ったが、のちにちゃんと覚えていたと発覚する。
しかしラダはどうやら高貴な身分らしく、さらにはライラがラダの頭に触れると――
ラダは王家の呪いでドラゴンになってしまう体質だった!
秘密を共有するために、ふたりは契約結婚をすることになる。しかしラダという第三皇子は、ライラを溺愛してみたり、はたまた冷たくしてみたり、ラダの気持ちがわからない。さらにはライラとラダの初めての外交で唇まで奪われて――
そして、ラダの母の不審な死と、毒殺未遂。ライラは持ち前の料理の知識でそれらを解き明かす。
これはライラがラダと契約結婚ののちに、ラダの呪いと母の死の謎を解くまでの物語だ。