あらすじ
二年前、恋人の佑人(ゆうと)の無残な死体を見つけてから、心は深い闇に沈んだ。かつてOLだった西川恵(にしかわ けい)は、工場の事務員に転職し、髪を伸ばし伊達眼鏡をかけ、人との繋がりを断つことで自らを閉ざしてきた。
ある日、偶然出逢った音楽活動に悩む青年・山下寿士(やました ひさし)が、彼女の過去を知らずに話しかけてくる。寿士の激しく暗い音楽は、恵の抑えきれなかった痛みを掻き立てる。二人の交わす会話は、互いの孤独と向き合う鏡となり、恵は少しずつ自分の傷と生きる意味を探り始める。
⚠この話はフィクションです。実在の人物、団体及び事件とは関係ありません。また、特定の性的志向(無性愛)に関する表現があります。