あらすじ

月曜日の朝、満員電車。「何のために働くのか」「どうせ死ぬのに、なぜ生きるのか」――あなたも、そう考えたことはないだろうか。  物理学に、こんな法則がある。「宇宙のすべては、最終的に無秩序へと向かう」。エントロピー増大の法則という。放っておけば、部屋は散らかり、関係は壊れ、すべてはバラバラになる。星も、記憶も、いつかは消える。  でも、その流れの中で、私たちは奇妙なことをしている。朝起きて、顔を洗い、仕事に行く。データを入力し、メールを返信し、誰かと話す。これらはすべて、「秩序を作る」行為だ。  人間と石ころの違いは何か。それは、自分がいつか消えることを「知っている」こと。有限性を自覚するからこそ、私たちは何かを選び、意味を作り出す。  完璧である必要はない。世界を変える必要もない。ただ、今日、できる範囲で、少しだけ秩序を作る。それが、あなたなりの抵抗だ。  宇宙は壊れていく。  でもあなたは、まだ何かを創れる。  明日もまた、ささやかに抗おう――消えゆく世界で、あなたが生きた証を残すために。

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カクヨム
カクヨム2025/10/02
  • 現在の作品【エッセイ】今日もまた、ささやかに抗う ~壊れゆく世界で、それでも僕らは……~(約6,700字)