あらすじ
【ネタバレ注意】コンテスト用あらすじ(790
文字)
太平洋戦争での新型爆弾投下により数々の大妖魔が封印から解かれて77年。大正ロマン的な雰囲気が色濃く残る日ノ本帝国は妖魔の増え続ける魔境と化した一方で、妖力発電や自動詠唱装置など経済・技術の発展を遂げていた。
魂の波動でもって超常の力を操る退魔士の名門にして華族の金津由家は、ナメクジの大妖魔・イサナメを使役する代償として生贄を捧げる契約を代々継承していた。金津由家の嫡男にして帝国陸軍の俊英・烏京は『嘘を見抜く』異能と、強かな割に自虐的な婚約者・兎木子の機転でイサナメの邪悪な本心を暴き、因習に囚われた一族との決別。生贄に選ばれた兎木子を助けて夫婦となる。
烏京は実家と敵対したために悪評を流され軍内で孤立するが、兎木子は卓越した推理と話術と人脈で上司の弱みを握り、烏京は単体最強の武力で新たな式神を獲得。烏京の「人を守るために力を使いたい」という贖罪意識と、兎木子の強い権力志向を叶えるため、二人はイチャコラを挟みつつ友人の助力も借りて金津由家の妨害を退けていき、ついには新たな後ろ盾まで手に入れた。
だが、イサナメと金津由家は兎木子を生贄とすることを諦めていなかった。兎木子が父の言いつけに逆らえないのを利用して強制的に離婚させ、烏京の義弟・科人と再婚させることで略奪を企む。烏京たちは後ろ盾の支援と使用人の助力で裏をかくが、洗脳された科人の妨害によってイサナメを取り逃がしてしまう。
最終決戦、イサナメは科人を使って真なる力を取り戻す。烏京は苦戦を強いられ、生贄の契約が暴露されたことで軍の支援すら失ってしまう。しかし兎木子が権力者に直談判し、烏京への不信感を逆手に取って論破し支援を取り付けたのを転機に、使える手段の全てを尽くしてついに完全勝利を果たした。
その後、実家は正式に取り潰されて烏京自身も処分を受けることになるが、夫婦は力を合わせて成り上がりを目指すと誓い合うのだった。