あらすじ
21世紀前半。
ある『事件』により、科学技術は魔法と見まごうばかりの発展を遂げていた。
しかし、身の丈を遥かに超えた力を、人類は使いこなすことが出来なかった。
やがて、地域間の小さな衝突を引き金に、大戦争へと至る。
大きすぎる力は、世界の何もかもを滅ぼした。
生き残ったわずかな人類に残されたのは、全てが失われた大地のみ。
それから十数年。
終末世界で、三人の少年少女が出会うことから、物語ははじまる。
以下ファミ通大賞応募のためのあらすじが書かれています。ネタバレにご注意ください。
親友の志郎を庇って交通事故に遭った少年・水来。意識を取り戻した水来が目にしたのは、三十年が経過した未来世界であった。そこは大戦争によって文明の滅びた世界であり、しかも水来の身体は、超化学によって生体兵器『超人』へと改造されていた。
奇跡的に、中年になった志郎と再会した水来は、彼の家族や、村の仲間たちとの交流を深めていく。志郎の娘の恋。村の天才児・終。
そんな折、水来は村の地下にある、遺跡へと足を踏み入れる機会を得る。そこは令和の街並みが、戦争の大破壊によって、地下深くに沈み込んだところであった。そしてそこは、水来の故郷の成れの果て姿でもあった。
地下を住処とする生体兵器『魔獣』たちとの激闘や、母との望まぬ再開。心折れかける水来であったが、母の遺言と恋の激励により再起する。
魔獣を倒した水来は、志郎と恋を新しい家族とし、この苦難の時代を強く生きていくことを誓うのだった。