あらすじ

――俺はただ、動かない木の輪だ。 けれど人間どもは「加護」だの「慈悲」だのと祈り、勝手に神話を築いていった。 大阪万博の閉幕後、取り残された二キロの木の|環《リング》は、なぜか異世界に転生する。 動かず、ただそこに在るだけ。 それなのに洗濯物は「神の旗」に、パンは「聖なる膨らみ」に、虫の群れは「黄金の軍勢」になった。 人間どもが勝手に解釈を積み重ねるうちに、都市は興り、やがて魔王軍との戦いすら伝説に変わっていく。 これは、ただ立っていただけの輪が「世界を抱く神の|環《リング》」と呼ばれた、長き神話の物語である。 ――なお同じ時代、同じ大地には“五日間だけ現れた嵐”の伝説もあったという。

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小説を読もう2025/09/06
  • 現在の作品【万博転生】大阪万博閉幕後に異世界転生した結果、世界を抱く神の環となる話