あらすじ

県境近くの山奥にひっそりと通っている「某県道241号線」。 地元の人間は誰もその番号を聞いたことがない。だが、古い地図や一部のナビアプリには確かに“241”の表記が残っている。 噂では、この道に迷い込んだドライバーは奇妙な体験をするという。 看板に書かれた地名はすべて「消された跡」だけが残っている。 後ろの席に人の影が映るのに、振り返っても誰もいない。 さらに奇妙なのは、「県道241号線は、必ず“始まり”に戻ってくる」 という点だ。 どれだけ走っても出口が見つからず、気づけば出発した場所に戻ってしまう。 だが――戻ってきた町並みには、微妙な違和感がある。 標識の文字が一文字欠けていたり、コンビニのロゴの色が違っていたり、、、家族の顔が変わっていたり……。 「それは本当に“戻ってきた”のか?」 そう問いかけるように、241号線は静かに佇んでいる。

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カクヨム
カクヨム2025/09/05
  • 現在の作品県道241号線