あらすじ
ルークは王国随一の天才魔導師。
――”王族は全員殺せ”、そう命令されクーデターに参戦する。
だが、そこで出会ったのは、他人と関わらず、食べて眠り本をめくるだけの日々を送る無垢な王女、リシェルだった。
欲にまみれた他の王族とは違い、彼女は不幸な状況にあったが、その自覚すらない。
「……? つらいってなに?」
「さみしい? たいくつ?」
感情を知らなかった少女の無邪気さに触れ、ルークは任務を捨て、彼女を守ることを選ぶ。
こうして始まる、二人だけの秘密の生活。
リシェルは甘えることでしか感情を表現できず、ルークは彼女を守ることで生きる意味を見出す。
これは、感情を知らなかった王女と、少女を守るうちに愛に目覚める少年の、甘く切なく、縛られた愛の物語。