あらすじ

「最後のデート」

波打ち際に
ふたりの影が並んだ
風は夏の終わりを運び
言葉より先に
沈黙が胸を満たしていく

「これが最後かもしれない」
君は笑いながら言った
笑顔の奥に
滲む別れを
僕は見抜けなかった

寄せては返す潮騒のように
約束は儚く
未来は揺らいで
僕の手の中から
すり抜けていった

夕日が海を赤く染める
君の横顔も
同じ色に沈んでいく
永遠を願った声は
波にさらわれて
もう届かない

それでも僕は
あの日の温もりを
掌に刻んだまま
今も歩いている

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アルファポリス
アルファポリス2025/09/05
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