あらすじ
むかしむかし。あることろに小さな泉がありました。森の奥にあるその泉は、ただの泉ではなく──人がうっかり物を落とせば、泉の精霊が現れて問いかけてくる泉だったのです。
「あなたが落としたのは、この金の斧ですか? それとも銀の斧ですか?」
正直に答えた者は報われ、欲深き者はたちまち泉の罰を受ける。
そんな不思議な泉は、長い間、人々に畏れ敬われていました。
けれど、それはもう何十年も前のお話。すっかり人が訪れなくなった泉のふちで、精霊・アクアは今日も退屈そうに大きなあくびをしていたのでした。
そんなとき、彼女の前に思わぬ落とし物が現れたのです──。