あらすじ
高校二年生の佐藤美莎。
彼女はごく普通の女子高生――に見えるけれど、家庭も学校も、実はまったく普通じゃなかった。
両親は再婚して忙しく小さな食堂を経営、家計は火の車。
学校では転校して半年、クラスで浮いた存在。
そして三人組の女子から毎日のようにいじめを受け、義兄の透も頼りにならない。
「誰も私を見てくれないなら、消えてしまいたい……」
そう思った秋の夜、美莎は橋から川へ身を投げた。
だが、そこで彼女を待っていたのは“死”ではなく、
頭をぶつけた古代の瓶、そして――一万年の記憶を持つ不思議な魂との融合だった。
泣き虫で冴えない女子高生は、突如として「一万年の知恵」を背負うことに。
果たして美莎は、この力で自分の運命を変えることができるのか?
それとも、新たな災厄に巻き込まれていくのか?
青春と絶望、いじめと家族のすきまに差し込む、ちょっぴりコミカルで不思議な物語が今、始まる――。