あらすじ
それは明治の終わり頃。
ある名家に生まれた少女、影依(かげい)は姉にきた不吉な縁談の身代わりになる。
影依は特殊な力を持ちながらもその力をすべて姉と家族のために利用されていた。
影依は選択の余地すらなく秋峯想日(そうび)のもとに嫁ぐが、そこで彼女を待っていたのは想像とはまったくちがう優しく満たされた生活だった。
けれど想日はこれが仮初の結婚であることを明かす。それでもいいと彼に尽くす影依に想日は心を動かされ、やがて彼女をほんとうに愛するようになるが、姉から影依に『私の病をもらってほしい』という手紙が届き……。
家族に虐げられた少女が幸せになるまでの物語。ハッピーエンドです。
※表紙はフリー素材をお借りしています