あらすじ
美しくも虚ろな瞳を持つ侯爵令嬢リズ。幼くして病弱な母を亡くし、継母とその娘である妹リーサから、想像を絶するいじめと虐待を受けてきた。侯爵令嬢という肩書きは名ばかりで、彼女は屋根裏部屋に追いやられ、メイドとして扱われる日々。そんな彼女の唯一の心の支えは、亡き母が残したエメラルドのネックレスだった。
ある日、妹リーサに一目惚れした男爵令息との婚約話が持ち上がる。安堵するリズだったが、リーサは嫉妬から母の形見のネックレスを奪い、挙句、無残に引きちぎってしまう。そして、リズの婚約は白紙となり、代わりに『野蛮な悪魔』と恐れられる辺境伯との結婚が決まる……