あらすじ
「婚約破棄されたって、喫茶店は開けるのです!」
貴族令嬢クラリッサは、王都から追放される形で婚約を破棄された。
理由?──「黒い液体に夢中で、淑女らしくないから」だそうです。失礼な!
だがその黒い液体“霊油”から目覚めたのは、もっちりかわいい不思議な精霊・オルヴィ。
しかも霊油、あらゆる魔導器具に使えて、なんと無限供給!?
そうと決まれば、田舎町でぬくぬく喫茶店を始めるしかありませんわね。
だけど元婚約者がなぜか常連になったり、霊油の秘密を狙う怪しい商人が来たり……
ちょっとだけ騒がしくて、ちょっぴり甘い、喫茶店スローライフ開店です!
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人物リスト
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◆ クラリッサ・エルンスト(17歳)
元侯爵令嬢。資源省の息子である王太子と政略結婚の約束をしていたが、突然婚約破棄される。
礼儀正しく上品だが、根は皮肉屋でちょっとズボラ。
石油のような黒い液体「霊油(れいゆ)」に興味を持ち、研究中に**霊油精霊オルヴィと契約**する。
現在は田舎町で喫茶店「カフェ・オルヴィエール」を経営。
◆ オルヴィ(?歳/霊油精霊)
黒くてもっちりした体を持つ謎の精霊。無口だが表情が豊か。
クラリッサが落ちていた壺を拾った際に目覚める。
好物はバタークッキーとコーヒー豆。怒ると頭から高圧霊油を噴射する。
霊油を**無限に分泌**するという規格外な能力を持つが、それを秘密にしている。
◆ リュカ・フォン・リーベルト(18歳)
クラリッサの元婚約者。王太子の弟で資源開発省の副長官見習い。
婚約破棄を主導した張本人だが、政略で仕方なくやった感あり。
実はクラリッサに未練があるが、プライドが邪魔してうまく接せない。
後に喫茶店の常連客に。やたらと張り合おうとする。
◆ マリーナ(15歳)
町のパン屋の娘。クラリッサの最初の友人。元気で人懐っこく、たまに商売上手な一面も。
「霊油ランプ」のあたたかさに惚れ込み、喫茶店の手伝いを始める。
霊油精霊と会話ができるレアな体質。
◆ ロード・サイラス(??歳)
「霊油の秘密」に気づいた謎の男。商人を装ってクラリッサの店に接近してくるが、その正体は…?
精霊界とのつながりを持ち、霊油を「資源」ではなく「命」と見なしている。
◆ ヴァレンティナ女王(30代前半)
現女王。霊油の国家管理制度を敷いた張本人。
クラリッサの婚約破棄も国策の一環だった可能性がある…?
穏やかそうで厳格、しかし食べ物の話になると一気に庶民派になるギャップ持ち。