あらすじ
舞台は現代に似た世界。
13歳から18歳の間に、誰もが必ず「属性」という異能と、それを操る「属性武器」を与えられる社会。
だがその力は国家に利用され、人々は政府派と反政府派に分かれ、街の至る所で抗争が絶えない。
桜庭ことは、16歳。
ドジで泣き虫、可愛いものが好きなごく普通の女子高生。
彼女に与えられた属性は――「移転(シフト)」。
戦闘向きではなく、使いこなせば暴走の危険もある厄介な力。
けれどその力は、やがて彼女自身だけでなく、国家の均衡をも揺るがしていく。
これは一人の少女の物語であり、同時に無数の人々の物語でもある。
政府に忠誠を誓う将校。
自由を求めて戦う少年兵。
自らの欲望に忠実な裏切り者。
そして、抗争に巻き込まれるただの市民たち。
それぞれの「属性」と「選択」が交錯する群像劇の中で――
ことはは、必死に探す。「自分の本当の居場所」を。