あらすじ
私のお母さんは、私を産んで死にました。
私のお父さんは、発達障がい者でした。
そんな家庭環境に嫌気が差した理夢は家出をして、現在は都会のスラム街に思春期の全てを捧げていた。
理夢は未成年であることを武器にして、美人局じみた詐欺で日銭を稼ぐ。──当然ながらそれは、金と引き換えに、方々から恨みを買う行為だった。
浮浪人を続けて三年あまりでその恨み節はついに爆発し、最期に理夢は、ビルの屋上から飛び降りたのである。
面倒くさくって、全て終わりにしたかった。
だから──『その後』があるだなんて知っていたら、飛ばなかったのに。