あらすじ
とある地方の政令指定都市の名門公立校、古港高等学校。
そこに東京の私立高校から二年生に転入してきた廿梠木 漆(とどろき・うるし)。
同じく二年生の藤 知日路(ふじ・ちひろ)と静波 乃愛(しずなみ・のあ)は廃部寸前の「伝統楽器研究部」に漆を勧誘することで次第に親交を深めていく。
後輩の一年生、有衛 爽雨(ありえ・そう)と鍋形 凪々帆(なべがた・ななほ)を加えた5人で伝統楽器研究部として演奏会を計画しはじめたある日、知日路は乃愛から漆のことが好きだから告白したいと相談を受ける。
知日路は親友でありともに部活を支えてきた乃愛のことを応援すると言い、その後漆と親しさを増していく様子を見守っていく。
しかしある日漆と二人で会話をしているときに不意に知日路は泣き出してしまい、そのことから後輩の爽雨に誤解を受け、また爽雨から好意を示されそれを受け入れようとする。
自分の気持のありかがわからないまま日々を過ごしていると、学校の先輩を通じて都内での演奏会にペアチケットが送られそこに知日路は漆とともに参加をすることとなる。
二人だけの一夜は二人だけの秘密であり、二度と繰り返すことのできない時間になるのだった。
※この作品には少数ながら一部性的描写が含まれます。
※同じ内容の小説が小説家になろうにも「みなとさがん」名義で掲載されています。
【登場人物紹介】
藤 知日路[ふじ・ちひろ]:公立古港高等学校の二年生。伝統楽器研究部部長。
静波 乃愛[しずなみ・のあ]:同二年生。同部副部長。知日路の親友。
廿梠木 漆[とどろき・うるし]:転校生。二年生。伝楽部に入部。
有衛 爽雨[ありえ・そう]:同一年生。同部部員。知日路の中学からの後輩。
鍋形 凪々帆[なべがた・ななほ]:同一年生・同部部員。爽雨とはクラスメイト。