あらすじ
羽村健斗は大三川高校に通う二年生。小柄で運動音痴、人見知りする控え目な男の子である。一方、桐島凛音はバレー部のエースで、明るく長身美人の人気者。二人は、子供の頃は仲の良い幼馴染だったけど、今は微妙な距離感のある関係になっていた。
高校の近くにある神社には、巨大な黒い岩が祀られていた。この岩に触れると病が治ると言われ、遠方からも病人が訪れていた。ただ、もう1つ。岩に映った自分を見た者は、一ヶ月以内に死が訪れていた。これをデスミラーの怪談と呼び、住民から恐れられていた。
ある日、凛音が部活中にケガをする。これがキッカケで、退院祝いを健斗の家で行う。久々の団らんで二人の距離が縮まる。ところが、翌日凛音がお参りに行くと、デスミラーを見てしまう。一週間以内に身代りを言わないと死ぬと告げられ、恐怖に怯え、このことを健斗に打ち明ける。健斗は身代りになると言ったが、凛音は答えが出せなかった。
凛音は再びデスミラーと会う。だが、身代りがなければ三日後に死ぬと言われ、つい健斗の名を口にする。同刻、健斗は倒れ意識不明に。この事実を知り、凛音はショックを受ける。
翌日、デスミラーに身代りの取消しを求めるが、拒否される。逆に本心を隠したままだと二人とも死ぬと告げられる。意味が何か分からぬまま、健斗の回復を夜まで祈り続けた。
残り二日。意識の戻った健斗に身代りになると言った理由を尋ねると、凛音が好きだからと告白される。凛音は本当に大切な人が誰かを知り、健斗に自分の気持ちを伝える。
最終日。本心を告げた凛音に、デスミラーは大切な人を大切にするように言って消え去った。凛音は、デスミラーは自分の心だと気づく。そこへ健斗が来る。凛音は心のままに抱きついてキスをする。二人は黒い岩を見て、デスミラーに感謝する。