あらすじ
東京に住む高校生の間嶋省吾<まじま しょうご>は、幼馴染の少女・風見清楓<かざみ さやか>と間嶋家の自室で会う約束をしていた。ところが、家に帰宅した省吾は、自室ベッドで刺殺された風見清楓を発見する。凶器となったサバイバルナイフには省吾の指紋。
省吾は無罪を訴えるが、裁判で拘禁刑十年の有罪判決が確定する。省吾は法廷を去る前に宣言した。
「いつか必ず、清楓を殺した犯人を法廷に引きずり出す」
無実の省吾を救うため、省吾の従兄、警視庁の刑事である佐久屋幸弥さくやこうやは、風見清楓殺害事件の個人的な捜査を再開する。
一方、その頃の日本では、出所者の再犯や、受刑者の社会的自立に向けた議論の結果、とある『更生指導』を受刑者に課す刑法改定がされていた。
流刑。……いわゆる、島流しである。
残り六年の拘禁期間を東京矯正管区 第二監獄島……通称・極楽島で過ごすこととなった省吾。
だがある日、極楽島で事件が発生する。刑務官への連絡手法はない。省吾は、島の受刑者たちから「牧師」と呼ばれる詐欺罪の受刑者・御前崎刈真<おまえざきかるま>とともに、事件の解決に乗り出すのだが……。
監獄島の島内外で巻き起こる事件に、主人公の省吾と幸弥が挑むミステリー。