あらすじ
王都に現れた異世界聖女エリカは、救いではなく災厄だった。
彼女に傅く王太子と宰相のもと、宮廷は血と恐怖に塗りつぶされていく。
――だが、誰も知らぬ地下に「禁図書館」は存在した。
冷徹で聡明な公爵令嬢にして司書長 メイリーン。
庶民出の侍女にして勇気を秘めた少女 ララ。
華やかな菓子職人にして“神隠し”の異名を持つ セシリア。
家族を守る誇りを胸に地下へと潜ったパン職人 トマス。
彼らは血の盟約で結ばれ、密かに力を蓄えていく。
暴虐の聖女に抗うため、そして王都を闇から取り戻すために。
これは――「救いの物語」を失った世界で、
知と絆で抗う者たちの反逆譚である。