あらすじ

私は、一卵性双生児の双子で、5分だけ姉として産まれた。 ぎゃあぎゃあと大きな産声を上げて生まれた私。 そうして、そんな私はやかましく派手で友人も多い、バカなことも平気でしでかすような姉へと成長した。 私の産声に隠れるように、ううん、掻き消されてしまいそうになりながら、小さな小さな大人しくて静かな産声を上げた妹。 彼女は、どんな子だと思いますか。 こんな私の、一卵性双生児として産まれた、そして生きた、妹。 今も、生き続けている、そんな妹は。 どんな子でしょう。 まるで魔女のように、猫っ毛で細い黒髪を腰まで伸ばし、薄い紫の細かいラメの入ったアイシャドウを瞼に塗っている。 黒い服を好んで着用する、細くて華奢な体に、可愛らしい「愛」を飼っている。 私と似たように、頭の中に不具合を抱えて生きる、顔立ちから骨格から指の形や指紋までそっくりそのまんま。 遺伝子や記憶までもまぜこぜで、今でも彼女は無垢な少女のよう。 私と違って、不器用で出不精で、けれど賢くて知識量がハンパない。 彼女の中に眠っているものが全て起きたら、私は殺されるわ。 また、あそぼーぜ!

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エブリスタ
エブリスタ2022/10/02
  • 現在の作品「君は魔女?」