あらすじ
星詠ゆらは、目を覚ますと見知らぬ異世界にいた。
だが彼女は驚かなかった。――なぜなら、現世でもすでに魔法を使えていたから。
彼女がたどり着いたのは「暁星魔法学園」。
そこでは魔法を学び、試練を乗り越えた者だけが「魔力の証」である特別なリボンを授かり、正式な魔法使いと認められる。
そこで出会ったのは二人の魔法使い。
ひとりは、紫の雷を操る剣を受け継いだ紫耀みりん。
十一歳で家族を亡くし、若くして「紫耀家当主」を背負う少女。
もうひとりは、血の炎を宿すヴァンパイアの末裔、経免燈。
人間界でも孤独を抱えてきた、異端の存在。
それぞれに傷を抱えた三人は、やがて同じ調べを奏で始める。
水、雷、炎――三つの魔法が響き合うとき、
友情はどんな運命すらも変える「最強の魔法」へと姿を変える。
これは、三人の魔法使いが織りなす青春と戦いの物語。
『魔法学園三重奏』――いま、奏での幕が上がる。