あらすじ
気がつけば俺は、かつて夢中になった伝説の泣きエロゲー『君と、春に』の主人公に転生していた。
ならば王道ルート──人気投票一位のメインヒロインを選ぶのが普通だろう。
だが俺は、あえて“負けヒロイン”を選んだ。
いつも諦め、報われず、ただ静かに微笑んでいた──月城美羽を。
「……ほんとに、私を選んでくれるの?」
その一言で、物語は動き出す。
おっとり癒し系だと思っていた彼女は、選ばれた瞬間から全身全霊の愛を注いでくる。
お弁当、勉強、帰り道、笑顔で世話を焼きながら囁く。
「君だけが見てくれたら、なにもいらないの」
──これは、負けヒロインを選んだ俺が、甘やかしと独占欲に逃れられなくなる物語。