あらすじ
夜の街を歩いていると、時々誰かとすれ違う
終電過ぎた駅のホーム、静かに揺れる公園のブランコ、中身の枯れかけた植木鉢、かすかに聞こえるピアノの音……
どこにでもある、あまりにもありふれた夜の景色
すれ違い、どこへ行くとも知らないまま、出会ってしまった夜だから
「なんでもない話だけれど、少し話してもいいですか。」
「聞かせてください。」
そんなささやかなやり取りが、許されるのこともあるかもしれない
【主な登場人物】
・朝見終夜(26):細い目に紺色のスーツ姿の男性。
・今井夢(14):終夜と面識のある中学二年生女子。