あらすじ
高校2年の**美羽(みう)**は、目立たない家庭科部の部長で、廃部寸前の衣装制作サークルをひっそり支えていた。
誰にも言えない夢──それは「大切な人にぴったりの衣装を、一着だけ完璧に作ること」。
ある日、学園一の人気者で舞台部の座長、**蒼(あおい)**が文化祭の舞台衣装を依頼してくる。
表向きは華やかな蒼だが、舞台裏では自分の姿に悩んでいた。
布を裁ち、仮縫いを重ね、装飾を微調整する――
衣装を作る時間は、二人の距離を測る時間。
すれ違い、照れ、手が触れる瞬間の温度。
縫い目を重ねるごとに、二人の関係は少しずつ変わっていく。
「舞台」は、二人だけの不器用な告白の舞台になる──。