あらすじ
数ある犯罪の中で、捜査に最も時間がかかる事件ーーーーー放火事件。
現場は灰と煤にまみれ、塗り被せるように薬剤まみれの消火液が撒かれる。
原型をとどめているものはない。犯人の足跡も。被害者の遺留品も。何もかもが、失われている。
絶望的な空間。向き合えるのは、知識と直感と気力を兼ね備えた優秀な捜査員だけだ。
「真実を灰の中に眠らせておく?それでも君は地上で唯一火を操る種族の一員か?」
東京都夕暮市。神奈川との県境に位置する街にも、火の犯罪と向き合う男がいる。
最新ガジェットを駆使し、焦げ尽きた犯罪現場から真実を拾い上げる。「火事場の奇人」と呼ばれる刑事の名はーーー穂村彗星。
しかし彗星に火元特定の職権はない。
それは、警察官の領分ではない。
「だーから、お前(警察)がうち(消防)の見立てに口出ししてくんじゃねぇ!!!」
運悪く火事場の奇人と捜査を行うことになった消防士の名はーーー棉苗上亮(わたなえ じょうすけ)。
スタイリッシュIT刑事×アナログ不良消防士
事故か事件か。凸凹バディ火災捜査、始動!
>追記
バディ小説大賞 第1回「お仕事」で大賞を頂きました。ありがたいコメントも頂け、本当に嬉しいです。電子書籍化に向け、一生懸命ブラッシュアップしていきたいと思います!
>>追追記
2019年5月9日に「110番のホームズ 119番のワトソン」として文庫化いたします。掲載しておりますコンテスト版を改変したROOM 1の他に2話、彗星と上亮の凸凹コンビが火の謎に仲良く(?)挑みますので、バディ小説大賞副賞の電子書籍と合わせてよろしくお願いいたします。