あらすじ
ルーサー・ハミルトンは、子供ばかり十七人で暮らす「寄宿学校」にいる。
既に人類の都市は壊滅しており、まばらな集落があるだけの地上。生徒の誰もが、帰る家を持たない「寄宿学校」。
ある夜、その空に光が走る。稲妻でも、流星でもなく、それらこそはかつて地上を薙ぎ払った旧文明の生んだ兵器だった。
操る者も、従える者もいなくなった巨大な兵器だけが、大気圏ぎりぎりの空に今も数百体と「泳いで」いる。
兵器の名前は「レヴィヤタン」という。
地上に電力が集まると、その上空に集結して熱線を降らせる鋼鉄の黒き蛇たち。
人々の最後の反攻のために、地底湖に隠されたコンピュータは、ある計算を終えようとしていた。
少年たちの、はるか天空の「蛇墜とし」の物語です。
(読まなくてもいい、作品世界内の注釈)
・運動エネルギー弾:炸薬ではなく、超高度からの落下など、速度・硬度・質量などの運動エネルギーで対象を破壊する兵器。
・ソニック・ブーム:空気中で音速を超えた物体の先端から生まれ、円錐状に放たれる振動圧力波。
・衛星兵器:宇宙を主舞台とした兵器。当たると痛い。なおいわゆる「衛星破壊兵器」は「衛星を破壊するための兵器」で作中の兵器とは別物。
・光学兵器:いわゆるレーザー光線。当たると熱い。
・バリア・システム:勿論「バリヤー!!」のこと。プラズマ層を密集させることで放射線(レーザー等)を遮断する。なお、光もすべて遮断してしまうのでなんも見えなくなる。超熱いはずだが、技術で何とかしたのだろう(おい)。実弾は実質的に防げない。
・水電池:水そのものに蓄電する技術、あるいはその水。我々の世界での、水を入れると発電する水電池とは別物。
・グレゴリウス教皇暦:グレゴリオ暦
・北緯三十六度、東経百四十度:お手すきの時に検索してみてください
・紅茶:おいしい
・ヤギのミルク:おいしい
・木苺のジャム:甘酸っぱくておいしい
・ビスケット:未登場だがおいしい