あらすじ
「君の作るポーションは地味すぎる」――その一言で、俺は宮廷錬金術師の職を失った。
もう競争社会はうんざりだ。これからは、辺境の村で薬局でも開いて静かに暮らそう。
そう決意して店を開いたのだが、どうも様子がおかしい。
俺が趣味で作った「肩こりが治るポーション」を飲んだ傭兵が、竜の一撃を弾き返したらしい。
「風邪が治る薬」を求めてやってきたエルフの賢者が、不治の呪いから解放されたと泣いて感謝してくる。
どうやら俺の錬金術は、この世界の基準を遥かに超えていたようだ。
俺はただスローライフを送りたいだけなんだが、どうしてこうなった?