あらすじ
草食種族が肉食種族に支配される世界。その中でも最弱と嘲られるのが「チーズ牛丼族(チー牛)」であった。力も魔力もなく、日々は湿地で細々と暮らし、肉食種族から食料を奪われる存在に過ぎなかった。主人公のチーズ・ウシオもまた、村で笑いものにされる陰気な青年であったが、幼い頃に亡き母から「誇りを取り戻す者が現れる」と聞かされて以来、ひそかに「チー牛が強くなれる未来」を信じ続けていた。
ある夜、夢に現れた伝説の存在「神牛(ゴッドビーフ)」は、ウシオの中に眠る“チーズの核(コア)”を目覚めさせ、黄金に輝く「追いチーズ」を託す。目覚めたウシオはその力を胸に、村を襲った狼牙族の戦士を初めて打ち倒す。「ギュアアアアア!」と叫び、「チギュアアアアア!」と雄叫びを上げたその瞬間、最弱と蔑まれたチー牛が初めて強者を退けたのだった。
やがてウシオは「追いチーズ」の力を糧に覚醒進化を繰り返し、仲間を増やし、肉食種族の領域へ挑む。狡猾な狐族、獰猛な虎族、圧倒的な竜牙族……次々と立ちはだかる支配階級に抗いながら、彼は「最弱の種族だからこそ誰よりも強くなれる」と信じて進んでいく。村で嘲られた夢「特盛+追いチーズ」は、やがて世界を変える象徴となる。
これは、ひとりの陰気で冴えない青年が、世界を牛耳る存在「チーズ牛首領(チーズギュウドン)」へと成り上がるまでの伝説である。