あらすじ
――命を懸けた契約婚が、やがて永遠の愛に変わる。――
契約婚と幼なじみ、そして胸に刻まれた印。
抗えぬ宿命の中で咲くのは、切なく甘い恋。
和風退魔×オメガバースの溺愛ロマンス。
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十年前、古都の夏。
**志水悠翔(ゆうと/Ω)**は仏魔に襲われ、胸に消えない刻印を負った。
命を救ったのは、七つ年上の幼なじみ――桐嶋輝臣(α)。
しかし名家同士の確執により、ふたりは引き裂かれる。
残ったのは、幼い誓いと止まらぬ想いだけだった。
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二十歳を迎えた悠翔を苛むのは、
「二十五歳までに運命の番と結ばれねば命を落とす」という刻印の呪い。
さらにその血には古き退魔の力が眠り、仏魔を惹き寄せてしまう。
夜ごと疼く印に眠れず、
それでも「自分は輝臣の重荷になる」と想いを隠し続けていた。
一方、三大祓魔貴族の跡取りである輝臣は、幾度もの縁談を退けていた。
理由はただひとつ――
幼い日、涙の中で交わした『守る』という誓いを今も守るため。
だが、不器用な愛は過保護へと歪み、ふたりの距離は遠のいていく。
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再会の地・古都で相次ぐ仏魔事件。
宗家の命により、ふたりは形式だけの“契約婚”を結ばされる。
「これは義務だ」と言い切る輝臣。
それでも抗えず惹かれていく悠翔。
触れたいのに触れられない――
刻印が疼くほど募るのは、長く隠してきた恋情。
共闘の刃が闇を裂くたび、幼なじみの絆は熱を帯びる。
雨夜に触れた初めての口づけ。
翌朝に突きつけられた拒絶。
暴走する刻印、封印の儀で触れ合う手。
こぼれる「離さない」の誓い。
独占欲に震える「俺のものだ」という囁きは、
嫉妬という甘い鎖となって二人を絡め取っていく。
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だが、悠翔の刻印を狙う仏魔の罠は容赦がなかった。
命を餌にした闇の結界。
引き裂かれる寸前に駆けつける輝臣。
「もう二度と一人にしない」という誓いは、
義務ではなく愛そのものへと変わっていく。
やがて悠翔は告げる。
「俺は輝兄が好きだ」。
抑えてきた気持ちは、ついに同じ言葉で返される。
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運命は試す。契約か、愛か。
刻印は呪縛のままか。
それとも永遠の契りへと転じるのか。
ふたりが選ぶのは――
守られるだけでも、守るだけでもない“隣に並ぶ”未来。
封印の光が胸の印を照らす朝、呪いは愛の証へと姿を変える。
自由を得てもなお「隣にいたい」と手を取る悠翔。
「生涯、お前だけだ」と誓う輝臣。
幼い約束は、契約を越えて“永遠”を結ぶ誓いへ。
二人で生きるという、ささやかで確かな幸福を手に入れるまでの物語。
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祓魔師の剣と札が煌めく古都を舞台に――
再会、契約、嫉妬、救済。
王道と胸きゅんを詰め込んだ、切甘溺愛ロマンス。
運命に抗いながら紡がれる二人の恋を、どうか見届けてください。
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【キャラクター設定】
◆ 桐嶋 輝臣(α)/27歳・184cm
“三大祓魔貴族”の跡取り。剣術・封印術に秀でる寡黙な祓魔師。
幼い頃から悠翔を守り続け、幾度もの縁談を拒み続けてきた。
不器用な愛情は過保護へと歪み、執着に変わる。
◆ 志水 悠翔(Ω)/20歳・175cm
新興家系の祓魔師。札術と射撃に長ける実力者。
十歳の時、仏魔に刻印を受け「25歳までに番を得なければ命を落とす」呪いを負う。
輝臣への想いを隠し続けながら、夜ごと疼きに苦しむ。
【世界観キーワード】
・仏魔(ぶつま):魂と肉体を蝕む存在。Ωのフェロモンを感知して襲う。
・刻印:仏魔がΩに刻む呪い。番の噛み痕でのみ消滅。
・運命の番:Ωバース特有の絆。成立すると双方の力が飛躍的に高まる。
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📖章リスト(簡易)
1 再会/2 契約婚/3 疼き/4 共闘/5 月明かりの夜/6 血の代償/7 遠ざかる影/8 仏魔の襲撃/9 誓いの夜/10 封印の兆し
11 初めての口づけ/12 拒絶の言葉/13 溢れる熱/14 封印の儀/15 嫉妬の鎖/16 雨の夜/17 罪の意識/18 仏魔の罠/19 隠せぬ想い/20 永遠の契り/EP 永遠へ
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