あらすじ
THE YASKALAW(ヤスカロウ)『一億の飛翔』編
仕事屋を営む男、ヤスカは羽畑空港に降り立った。この国である『仕事』を遂行するために。また、かつて手放した少女との再会を果たすために。不安を抱えて「兵士」であったヤスカと、今は「人間」として振る舞うヤスカが脳内で格闘するなど、裏の世界で暗躍する仕事屋には似合わない混乱を抱えながらも『仕事』の依頼を受ける。その『仕事』の内容とは、祈念教会という宗教団体が集めた一億円の収益を極秘で海外に輸送してほしい、というものだった。その『仕事』に取り掛かったヤスカは、『仕事』に関して数多くの人間と出会う。その出会いが、何事もなく終わるはずだった『仕事』を狂わせて行く。
ヤスカを追う二人の男。彼らはヤスカと出会い、世界の裏を目の当たりにする。
ヤスカを跪かせる少女。少女は、母のようにヤスカに寄り添い、娘のように守られる。
ヤスカを拒む私兵たち。彼らによる世界の表への侵食により、血の嵐が吹き荒れる。
ヤスカを望む別の少女。世界の裏に囚われた少女は、ヤスカという悪魔に救いを見る。
ヤスカを頼る老いた男。世界の裏に君臨する男は、ヤスカを駒として利用する。
ヤスカを狙う狙撃の鬼。ヤスカと同じ世界の住人は、同類を葬り去ろうと銃を構える。
そして、ヤスカは『仕事』を通して世界と向き合う。それは世界との対決でもある。
「兵士」でもあり、今は「人間」として振る舞う男、ヤスカの新たなる旅路が始まろうとしていた。その道筋はヤスカが身を投じる世界への向き合い方も示している。
ヤスカの掟、即ちYASKALAWを。
その掟に従い、ヤスカは世界に挑む。自分たちが何者なのかを解き明かすために。
ようこそ、ヤスカ。我々は君が再び銃を手に取る日を待ち侘びていたよ。
安かろう悪かろうが、関係ない。それが君の命であることに変わりはないのだから。
その命安かろうとも、我らが願いに応じて馳せ参じたまえ。