あらすじ
この物語は、アメリカの人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のように複数のエピソードが並行して進行し、最後のクライマックスに向かって収斂していくスタイルをとっています。
① 「戦略家 ジークヴェルト・フォン・アインホルンの物語」
② 「ゴーレムマスター ザザ・グアルネッリの物語」
③「神穹姫 アスベル・バウムガルトナーの物語」
④ 「神の盾 ヴァヌヌの物語」
⑤ 「愛し子 ラスカリス・アリアトラシュ・ヴァルデスの物語」
登場人物が数多く、ストーリーが複雑なので適宜、人物設定を再確認して頂けるとありがたいです。
登場人物 (数字は、物語スタート時の年齢)
アインホルン侯爵家(旌旗のデザインは、「勇み立つ一角獣」)
*「戦略家」 ジークヴェルト・フォン・アインホルン(14)
5つのエピソードの主人公の1人。アインホルン侯爵家の長子(実は城下のスラムで拾われた養子)
卓越した頭脳で、クラスメートたちを率い、絶望的な状況の下、戦争を戦い抜いていく。
* メーア・フォン・アインホルン(16)
ジークヴェルトの姉。アインホルン侯爵ユルゲンとその妻ブリュンヒルトの実子。
「氷の彫像」と呼ばれる美貌の持ち主。血の繋がりのない弟に対する距離感に悩んでいる。
* ユルゲン・フォン・アインホルン(38)
アインホルン侯爵。ヴァルデス公国宰相兼財務卿。ガレオン・レオンハルト(軍務卿)、
「シャンプールの惨劇」の当事者であるグイン・バウムガルトナー(外務卿)、そして、ヴァルデス
公国大公であるペンドラゴン・ヴァルデス3世とは、アカデミーの同級生である。
* ブリュンヒルト・フォン・アインホルン(享年34)
ユルゲンの妻、メーアの実母でアインホルン侯爵夫人。スラム街で凍死しかけていた親子からジー
クヴェルトを救う。物故。
* エーデルガルト(享年36)
ジークヴェルトの実母。スラム街の娼婦。冬の夜、路上で衰弱していた息子ジークヴェルトを偶然
通りかかった貴族の夫人に託し、自らはそのまま、命を落としてしまう。物故。
グアルネッリ伯爵家(旌旗のデザインは、「燃える指輪」)
* ザザ・グアルネッリ(14)
5つのエピソードの主人公の1人。
グアルネッリ伯爵家の次男。ゴーレム・マスターとして既に300人以上の人間を殺害している。
常に「光輝の書」「形成の書」の二冊の書物を持ち歩いている。
ゴーレムマスターとして活動する時、女装する事が多い。
* ギデオン・グアルネッリ(22)
ザザの兄で、グアルネッリの若き当主。ゴーレムマスターであり、魔神器「エメスの指輪」の所有
者。公立魔導アカデミーを首席で卒業。グアルネッリ伯爵にして、次期内務卿。
* アリーチェ・グアルネッリ(20)
ギデオンの妻。ゴーレムマスターとして、あえて平凡な容姿を得るために、町娘、村娘に金をやっ
て子供を作らせるグアルネッリ家の掟を破って、熱烈な恋愛の末にギデオンはアリーチェと結ばれ
た。
* パルミナ(45)
ギデオンの母親。家族の貧窮を救うため、グアルネッリ家からお金を貰って、ギデオンを産む。
産後、3日でグアルネッリ家を追い出され、スラムで子供たちを守る活動を続けて来た。
* ヴァンダ(40)
ザザの母親。パルミナと同じく金を貰ってザザを産む。パルミナと異なり、ザザが3歳になるまで
乳母としてグアルネッリ家で過ごす。荒廃した精神の持ち主で、自分が産んだザザを完全に無視し
て、その事がザザにとって大きな心の傷として残る事になる。
* アークエンジェル・ファヌエル
ザザを監視する大天使。「光輝の書」を読み解くことによって、「生命の樹」を上昇し、究極の悟
りの境地とされる無限光000(アイン・ソフ・アウル Ain Soph Aur)へ至ろうとするザザを監視し
続けている。監視の際、ザザにあからさまに不審な表情を見せる。
バウムガルトナー騎士爵家(元・伯爵家 旌旗のデザインは、「矢を番え背いて立つ二人の少女)」
* アスベル・バウムガルトナー(14)
5つのエピソードの主人公の1人。通称「出涸らし姫」。「魔神器」を継承する家柄であるのに、膂
力が弱く、子供用の弓さえ引けない。魔力も極端に小さく、無属性の生活魔法しか使えない。
座学の成績も振るわず、良い部分を全て双子の妹に吸い尽くされた「出涸らしのような令嬢」と揶
揄されている。後に繊麗の女神アルシノエから、「銀の魔道弓 アルギュロス」を授けられ、「神
穹姫アスベル」として、亜大陸にその恐怖の二つ名を知られることになる。
* マリベル・バウムガルトナー(14)
アスベルと並ぶ、もうひとりの神穹姫。アスベルの双子の妹。幼い頃から弓術に天才的な才能を示
し、剣術・杖術・盾術の腕前も一流。魔法にも優れ、「地」「水」「火」「風」「光」「闇」、六
つの属性魔法を全て使いこなす。座学も優秀で、常に公立魔導アカデミーの中等部で、最優秀の成
績を収めてきた。バウムガルトナー家が、爵位を回復するための逸材として一族の期待を集めてい
る。本人は、自分の資質を誇ることなく、とても謙虚で姉のアスベルを心から愛している。
雄渾の女神ネグベド(女神アルシノエの妹)から、「金の魔導弓 クリューソス」を授けられ、常
に戦争の最前線で戦い、姉アスベルと共に亜大陸に勇名を轟かせる。
* グイン・バウムガルトナー(38)
金銀、二振りの魔導弓を預かるバウムガルトナー伯爵家の当主。ヴァルデス公国外務卿。
「シャンプールの惨劇」の当事者であり、事件後、失踪する。この事件のおかげで公国は亡国を免
れたのだが、外交の最高責任者であったバウムガルトナー家は責任を取らされ、爵位を剥奪され、
騎士爵の階級へ降格されてしまった。バウムガルトナー家の一族と郎党にとって、伯爵の地位の回
復は最大の悲願となっている。
* 繊麗の女神アルシノエ
破滅の妖精ラスティエッジがもたらした「神々の黄昏」を生き残った女神。バウムガルトナー家の
守護神であり、バウムガルトナー家の息女にのみ、「銀の魔導弓 アルギュロス」を授ける。
しかし、独立戦争以来、300年間、アルシノエが姿を現すことはなく、バウムガルトナー家に
対して魔神器が授けられる事はなかった。ほっそりと優美な肢体を持つ嫋やかな女神であるが、
本来は戦神であり、300年ぶりにアスベルに「銀の魔道弓 アルギュロス」を授ける。
その際、アスベルの右目にアルシノエの眷属である霊獣アハト・アハトが宿り、アスベルは、
左右の瞳の色が異なるヘテロクロミアとなる。
* 雄渾の女神ネグベド
繊麗の女神アルシノエの妹にして戦神。褐色の肌に燃えるような赤い髪、金色に輝く双眸を持つ。
マリベルに「金の魔道弓 クリューソス」を授ける。その際に、ネグベドの眷属である霊獣パト
ラ・パトラがマリベルの左目に宿り、マリベルは左右の瞳の色が異なるヘテロクロミアとなる。
「神の盾」ヴァヌヌ
* ヴァヌヌ(14)
5つのエピソードの主人公の1人。亜大陸の外から流れ着いた移民の少年。魔術師(マージ)として
身を立てることを願っている。その事を知った主人のチェーザレが「ヴァヌヌが魔法で自分を傷付
けようとした」と父親のヴァンゼッテイ男爵に讒言。ヴァヌヌは、魔法を行使するために必要な
「ヤキン」と「ボアズ」の「魔核」のうち、攻撃魔法を司る「ボアズ」を」破壊されてしまう。
「ヤキン」と「ボアズ」の「魔核」は、大自然に存在する「マナ」という外在的魔法エネルギーを
「オド」という内在的魔法エネルギーに変換する霊的中枢である。このため、ヴァヌヌは防御魔法
のみで、攻撃魔法を使えない身体になってしまった。
* チェーザレ・ヴァンゼッテイ(14)
ヴァンゼッテイ男爵家の長男。ヴァンゼッテイ家は元々、準男爵家であったが、高利貸である父親
の金で男爵の爵位を買った。自分の欲望を常に最優先させる、傲慢な少年。
* ラーダ(13)
チェーザレが奴隷商から買った少女。かつて公国の夜の闇に君臨した暗黒街の帝王サージド・スラ
イマーンの娘。贅沢に育ったが、ある日、突然、現れた謎の少年によって、父親初め、家族も股肱
の手下たちも皆殺しにされ、自分は犯罪奴隷の身に堕とされてしまう。
* サージド・スライマーン(享年45)
沙馮の一部族、ザッタギア族出身。ヴァルデス公国の夜の闇に君臨した犯罪組織のボス。
ラーダの父親。ある日、謎の少年によって家族・部下諸共に殺害されてしまう。物故。
* ゼノン・エルトリンゲン(15)
「公立魔導アカデミー」の「魔装戦士(メイガス)」科に通う少年。生まれつき、「魔核」を
持たない「無核者」であり、貴族の間では酷く忌避される。エルトリンゲン子爵家の次男。
後に「魔導ウイルス」を駆使する「魔導ハッカー」として、人類最初のジョブホルダーとなる。
レオンハルト伯爵家(旌旗のデザインは、「獅子吼」)
* エグべアート・ド・レオンハルト(17)
レオンハルト伯爵家の長子。魔神器「デスサイズ 月影(ムーンシェイド)」の所有者。
5つのエピソードの主人公の1人ではない。強力な攻撃魔法と防御魔法を駆使し、騎上では、デスサ
イズ(死神の鎌)である「月影(ムーンシェイド)」をふるって戦う。公立魔導アカデミーの魔導
騎士(パラデイン)科の最優秀の生徒であり、父のレオン・ド・レオンハルト伯爵の地位を襲っ
て、次期軍務卿としての将来が嘱望されている。火炎魔法を得意とし、あだ名は「炎帝」。
* クロエ・ド・レオンハルト(16)
エグべアートの妹。アデリッサの姉。公立魔導アカデミーの魔導騎士科の生徒。「風」の属性を持
ち、魔導騎士科では、「レンジャー」を専攻している。あだ名は「風使い」。
アデリッサが防御魔法を使えないことに苛立ち、彼女に無理な防御魔法の訓練を強いる。
しかし、アデリッサの「ヤキン」の機能が回復することはなく、アデリッサの顔からは無邪気な笑
顔が失われていった。クロエは、自分が大切な妹を苦しませてしまった事を激しく後悔している。
* アデリッサ・ド・レオンハルト(14)
エグべアートとクロエの妹。幼い頃の事故で、「ヤキン」と「ボアズ」、二つの魔核のうち、防御
を司る「ヤキン」を損傷している。そのため、防御魔法が使えない(この点、ヴァヌヌと正反対で
ある)。そのため、公立魔導アカデミー中等部で、酷いいじめに遭い、彼女の顔から笑顔が消えて
しまった。後に、防御魔法しか使えないヴァヌヌ、「無核者」である故、どちらの魔法も使用でき
ないゼノン・エルトリンゲン(後の魔導ハッカー)と組んで、魔法の戦術に革命を起こす。
「水」属性であり、強大な氷結魔法を駆使する。あだ名は、「氷姫」。
ジークヴェルト、ザザ、アスベル、マリベル、ヴァヌヌ、後述のラスカリスらと同級である。
* ガレオン・ド・レオンハルト(38)
エグべアート、クロエ、アデリッサの兄弟たちの父親。ヴァルデス公国の軍務卿にしてレオンハル
ト伯爵。「地」属性の魔法使いであり、特に要塞の防衛戦を得意とする。あだ名は「土鬼」。
宰相兼財務卿ユルゲン・フォン・アインホルン侯爵、元外務卿グイン・バウムガルトナー伯爵、現
大公ペンドラゴン・ヴァルデス3世とは、アカデミー時代の同級生である。
ラティーファ(18)
後にエグべアートと結ばれることになる沙馮で最強の奴隷戦士(ジャーリエ)。元々は、沙馮最大
の部族サイード族の首都ジャララカーンの宮殿に併設されたハーレムの出身。ハーレムでは、美し
い肉体を持つ人間を創り出すため、何十世代にも渡って各人種間の人為的な交配が行われてきた
が、ジャーリエはその最高峰の存在である。圧倒されるほどの美貌を持ち、最高レベルの閨の秘技
が仕込まれている。また、ジャーリエの肉体には、「ミオスタチン関連肥大症」の遺伝子が組み込
まれていて、美しさと共に超人的な肉体能力を誇っている。
ヴァルデス大公家(旌旗のデザインは、「フルール・ド・リス」)
* ラスカリス・アリアトラシュ・ヴァルデス(14)
5つのエピソードの主人公の1人。ヴァルデス公国の第3の継承権を持つ第三公子。現大公ペンドラ
ゴン・ヴァルデス3世が、唯一、愛した女性である、沙馮第二の部族ハザーラ族出身の女性、シー
タ・アリアトラシュ(物故)との間に設けた息子。公国と沙馮のハーフらしく、薄い褐色の肌に青
い瞳、金色の髪というエキゾチックな容貌をしている。大公に最も愛され、宮廷では、「愛し子」
の愛称で呼ばれている。エフゲニア、沙馮をバックに持っている2人の叔父たちに比べると宮廷内に
おける存在感は低く、次期大公の地位を狙う競争からは外れていると見なされ
* ペンドラゴン・ヴァルデス3世(38)
ラスカリスの父。ヴァルデス公国現大公。愛する女性、シータ・アリアトラシュとの間にラスカリ
スを儲ける。シータを巡って実兄であるミハイロフ・ヴァルデスと決闘し、勝利してシータを獲得
する。決闘は、シータと大公の地位を賭けて行われ、ペンドラゴンは決闘に勝利し、大公の地位で
はなく、シータを選んだ。ラスカリスが「愛し子」、愛の結晶と呼ばれる所以である。
* ウラジーミル・ゲルトベルグ・ヴァルデス(18)
ヴァルデス大公位の第一位継承権を持つ第一公子。ラスカリスの従兄弟。
ミハイロフ・ヴァルデスが、エフゲニア帝国の王女、ダーリア・ゲルトベルグとの間に儲けた子。
継承権争いでは、母親のダーリアを経由して、エフゲニア帝国の全面的な支援を得ている。
* ダーリア・ゲルトベルグ・ヴァルデス(38)
第一公子ウラジーミルの母親。雪白の肌に淡い金髪、ペールブルーの瞳、典型的な北方エフゲニア
人種の特徴をしている。次期大公位を争うアブドとその母親シャルーシャを激しく嫌っている。
* アブド・アルラスール・ヴァルデス(17)
ヴァルデス公国第二公子。父親は、ミハイロフでやはり、ラスカリスの従兄弟。
母親は沙馮最大の部族サイード族の王族出身であり、アブドもまた、継承権争いにおいて、サイー
ド族から手厚い支援を受けている。褐色の肌、鳶色の眼、黒い髪と、ハーフであるのに純血の沙馮
の容貌をしている。
* シャルーシャ・アルラスール(35)
サイード族の天王可汗(テングル・カガン)の血を引く王女。アブドの母親。ウラジーミルとその
母親ダーリアとは、次期大公の座を巡って争う関係であるが、勝気なダーリアと異なり、温和で優
しい性格をしている。
* ミハイロフ・ヴァルデス(享年35)
ウラジーミルとアブドの父親。大公の地位とシータという1人の女性を巡って、ペンドラゴンと決
闘して敗北する。ペンドラゴンが大公位ではなく、シータを選んだため、自動的にヴァルデス公国
大公となるが、決闘の傷が原因で早逝することになり、結果としてペンドラゴンは愛する女性と大
公の地位の両方を獲得することとなった。物故。
* レオニード・ゲルトベルグ一世(58)
エフゲニア帝国皇帝。ダーリア・ゲルトベルグの実父にして、ヴァルデス公国第一継承権を持つ
ウラジーミル・ゲルトベルグ・ヴァルデスの祖父。亜大陸において、「陛下」の」称号を持つ二人
の人間の一人。
* ジャファル・アルラスール(60)
沙馮最大の部族、サイード族の首長。沙馮全てを束ねる「天王可汗(テングル・カガン)」。
シャルーシャ・アルラスールの実父にして、ヴァルデス公国第二継承権を持つアブド・アルラスー
ル・ヴァルデスの祖父。
* イーマーム・アリアトラシュ(55)
沙馮第二の部族、ハザーラ族の首長。部族の長である「可汗(カガン)」の称号を持つ。
シータ・アリアトラシュ(物故)の実父であり、ヴァルデス公国第三位の継承権を持つラスカリ
ス・アリアトラシュ・ヴァルデスの祖父。
エリアーデ家(旌旗は、「地球儀を水没させるセイレーン)」
* アルスノヴァ・エリアーデ(26)
アポリネール大河の河口に位置する独立要塞都市クリスタロスの総督。クリスタロスの力は、莫大
なマネーを動かす銀行団とクリスタロス海軍、そして「私掠許可証」を与えられ、事実上、放し飼
いの海軍である数百隻の海賊船団を基盤としている。亜大陸を蛮土と呼んで軽蔑し、積極的にその
政治状況に関わろうとはしない。
* ファティマ(16)
アルスノヴァのメイド兼秘書兼ボディガード。ラティーファと同じく、サイード族のハレム出身の
奴隷戦士(ジャーリエ)であり、その戦闘力は騎士10人分に相当する。
* フッケバイン(38)
アルスノヴァの副官。常に仮面で素顔を覆う、謎の男。「死告鳥」と呼ばれる程の近接戦闘の達
人。ヴァルデス公国の貴族男子の護身術である「ケイパーリット式旋舞拳闘」を完璧に使いこな
す。実は、「シャンプールの惨劇」の当事者であるグイン・バウムガルトナー伯爵その人である。
* ネフェルタリ・エリアーデ(28)
アルスノヴァの姉。クリスタロス海軍提督。独立要塞都市クリスタロスのもう一つの力である海軍
力を総覧する存在。武力の信奉者であり、アルスノヴァが差配する銀行団を快く思っていない。
* ヴァラカ・シャヒーン(30)
ヴァルデス公国の「公立魔導アカデミー」の理事長。廃ダンジョンから、四つの「魔導器」を発見
した遺跡探索者(エクスカベーター)の子孫である。
* エルンスト・スクライカー(25)
「公立魔導アカデミー」の教師。剣術。体術を担当する。主人公たちが所属するクラスの担任。
* イーリス・ストリンドベルヒ(24)
「公立魔導アカデミー」の教師。魔法と座学の担当。主人公たちが所属するクラスの副担任。
* ラスティエッジ(?)
今から一万年ほど前、世界の片隅の花園で生まれたスプライト(そよ風の精)。
誕生した時のアクシデントでユニーク個体へ超進化を遂げる。「笑い」をエネルギーとする特殊な
生態を持ち、笑いの沸点がとても低く、つまらないダジャレや親父ギャグにも、腹を抱えて笑うの
で、大勢の人間たちから好かれている。しかし、一度、「笑えない」事態に直面すると一転して飢
餓状態に陥り、猛烈な瘴気を放出してあらゆる物を灰に変えてしまう。「巨人の時代」「神々の時
代」、それぞれに終末をもたらし、地上のほとんどを灰燼に帰した。現在は、未だ地上に顕現した
事のない第五の魔神器「錆刀(サビガタナ)」の中で永い眠りに就ている。