あらすじ
現代版『戦争と平和』
街は光に満ちていた
スクリーンの中の祝宴
シャンデリアよりも眩しいのは
誰かの「いいね」の閃光
けれど、同じ夜に
遠くの都市は燃えている
ドローンの羽音が
子守唄のように赤ん坊を揺さぶる
戦争はもはや戦場にだけはない
ネットの書き込み 虚構の報道
心を裂くのは
銃弾より速い言葉の刃
それでも
人は愛を求める
手のひらを合わせ
小さな灯火を守ろうとする
歴史の大河は容赦なく
人を押し流す
だが流されながらも
「あなたを愛す」と告げる声がある
平和とは 条約の紙ではなく
誰かの涙を拭う掌のぬくもり
戦争とは 砲火の轟きではなく
心を閉ざす冷たい沈黙
だから私は信じたい
この分断の時代にも
手を取り合う瞬間が
未来を変えると