あらすじ
「婚約破棄だ! 私は真実の愛を見つけた!」
王子アレックスに突きつけられたのは、唐突な断罪。
理由は“平民の娘エリザベス”こそが運命の相手だから、だという。
だが――その「運命の愛」は悪意に満ちた企みだった。
托卵を仕掛け、愚かな王子を欺き、王家を揺るがす一大スキャンダルへ。
婚約を破棄されたローソン公爵令嬢ファミマリアは、冷ややかに笑い飛ばす。
「……愚かですわね。そんな薄っぺらい愛に踊らされて。
ですが好都合ですわ、これで私は“自由”になれました」
衰退へと進む王国を見限り、彼女が選んだのは――隣国帝国の皇帝、ジークフリード。
国境の要衝ローソン領を盾に取り、王国を合法的に切り捨て、帝国の皇后として未来を掴む!