あらすじ

深夜のコンビニを後にする足取りは、いつものように重かった。リュックサックには、カップラーメンと漫画雑誌、そして少しばかりの駄菓子。 二十歳になったばかりの蒼井翔太は、大学にも行かず、部屋にこもりきり、バイトもろくにせず、親のすねをかじって暮らす典型的ひきこもりだった。

そんな翔太の平凡な夜が、突如として非日常へと塗り替えられたのは、コンビニから自宅への帰り道、路地裏を曲がった瞬間だった。視界が白く光り、耳をつんざくような轟音が響き渡り、意識を失った。

次に目覚めた時、翔太は見たこともない風景の中にいた。空は異様に澄んでいて、見慣れない星々が瞬いていた。周囲は森で、木々は高く、葉は深緑色をしていた。 リュックサックは手元にあったが、コンビニの袋は消えていた。カップラーメンも、漫画も、駄菓子も。残っていたのは、空腹感と、深い不安だけだった。

パニックに陥りそうになるのを必死に抑え、翔太は深呼吸をした。まず、落ち着いて状況を把握しなければならない。彼は周囲を見渡し、自分がどこにいるのか、どうすれば元の場所に戻れるのか、考え始めた。

しかし、答えは見つからなかった。日が暮れ始め、森...

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アルファポリス
アルファポリス2025/09/01