あらすじ
優しい叔母は悪女だった!?
オールディス侯爵家長女のアレクサには、大好きな叔母クローディアがいる。
三十二歳になったクローディアは未婚のままで、オールディス侯爵家の中でひっそりと生活している。
アレクサは学園に通わず家で教育を受けていたが、十五歳になった今年、社交界にデビューしなくてはならない。
実はアレクサには婚約者どころか候補もいないのだ。家族中がそれを気に病んでいるが、アレクサは「王立学園を卒業して動物医の学校へ進みたいの。結婚なんか興味ないわ。叔母さまのように家にずっといるからいいのよ」とケロっとしている。
そんなアレクサに一番心を痛めているのは叔母のクローディアだった。
アレクサが学園に通わず家に留め置かれていたのも、婚約者がいないのも、全て自分の過去の過ちだと思っているからだ。
クローディアは学園時代、とある理由で婚約破棄されている。
その内情は様々な見方と事情が隠れているのだ。
アレクサは家族を説得して社交界にデビューし、夢を叶えるために王立学園に通い始めた。しかしそのことがきっかけで、過去の事件が現在の事件と交錯する。