あらすじ
現代の日本で底辺デザイナーだった女さんは仕事帰りに事故で他界する。
気がつけば転生の間。そこで二度寝をしたがために、遊びの神からギフトを貰うが、全てが余り物。
その全てを押し付けられて下界へ降りた異世界の家族は小さな開拓村の領主だった。
そこでリサと名付けられて、すくすくと成長する。
いや。すくすくどころじゃない。
めちゃくちゃ成長する。暇つぶしにしか使えない脳内で絵を描いたり写真を撮ったりする能力の検証はリサを飛躍的に成長させた。主に魔力量と、その操作能力という点に置いて。
そんなリサは自分の異常性を理解しないままに日々を穏やかに過ごしていたが、戦争に巻き込まれて家族を失い孤児になってしまう。
領都の孤児院で五年が経ち一〇歳の秋が深まったある日。独りの老人と邂逅する。
老人の職業をマジックスクロール職人だという。
「儂はもう長くない。じゃから儂がこれまで考え出した理論も技術も全て受け継いでもらう! 儂が生きていたという証明のために!」
ひどく利己的だが、それでもリサにとっては手に職が付く有り難い申しで。
限られた時間で老人の持つ技術と、新たなスクロールの可能性を秘めた理論の全てを受け継ぐべく、リサの挑戦が始まる!