あらすじ
高校三年生の明星勇輝(あけぼしゆうき)は右腕にはめたブレスレットによって黒く逞しい体を持つ姿に変身し、怪物と戦うことができる。
燕谷力弥(つばたにりきや)はアルバイトの配達中に黒い男と怪物の戦闘を目撃する。そして怪物を退治し、現場を立ち去る黒い男を追い、それが同じ高校のクラスメイトである明星勇輝であることを知る。
戦闘後、力弥は怪物やそれと戦う勇輝の姿を誰も覚えておらず、記録すらないことに驚く。力弥はそんな勇輝の戦いを憧憬の眼差しで見るも、やがてそれが寂しいものだと思うようになる。一方で、勇輝は不条理な現実を諦めていたが、力弥が代わりに怒り、悲しんでくれることを嬉しく思う。
二人の仲が深まりつつある頃、高校では学園祭が始まった。勇輝は以前から親しかった藤鳥結衣や力弥たちと学園祭を楽しみにしていた。しかし、学園祭中に近くのショッピングモールで怪物が現れ、力弥は負傷し、藤鳥は帰らぬ人となる。開きかけていた勇輝の心は再び閉じてしまった。
力弥は思い悩むも、それでも勇輝の心を開きたいと思うようになる。そんな時、挫けかけた精神に追い打ちをかけるように怪物による精神攻撃が勇輝を襲う。力弥は危険を顧みずに勇輝を救いに向かう。そして、そこで二人は互いの胸の内を明かし、力弥は勇輝に「お前の気持ちのままに行けばいい」と言う。そして、「俺たちは相棒で、何があってもいつも一緒だ」と彼を励ます。
精神攻撃を行う怪物を倒し、勇輝は忘れかけていた自分の心を取り戻し、誰かといる楽しさや自分の周囲の景色の美しさを感じ取れるようになる。そして、一人で過ごすことが多かった学校でも、少しずつクラスメイトとの交流を深めていく。
高校三年生である力弥と勇輝は、怪物と戦いながらも受験勉強に勤しむ。秋が終わり、冬が訪れ、受験シーズンへと入っていく。楽しく日々を過ごす彼らだったが、勇輝は第一志望の受験の帰りに、自らに課された運命を思い出す。